紙のサイズの規格『A』と『B』とは?

紙のサイズについてA判、B判

日本でよく使われている印刷紙にはA判B判の規格があります。コピー用紙でよく使うA4とかB5という紙の規格サイズのことです。今回は紙の大きさ(サイズの規格)について書きます。(以前のコラムにて紙のカタチについて書かせていただきました。気になる方は『紙のカタチの由来とは?』をご覧ください。)

A判のサイズの由来はドイツです

A判

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A判のサイズの由来は、ドイツの科学者 ヴィルヘルム・オストヴァルトが提案したドイツの工業規格です。それが、国際規格になり世界中で広く使われるようになりました。どのように決められたと言うと、面積が1㎡の「ルート長方形」をA0(841 x 1189mm)としました。そして一番大きいA0サイズから順に A1、A2、A3。A4・・・・というように面積は各半分にしていくことで、縦横の長さは各約0.7倍ずつ小さくになっていく特徴があります。

日本での紙のサイズの由来とは?(B判のはじまり)

日本では江戸時代の『美濃判』だと言われています。平安時代、美濃地方にて生産される障子用の和紙が上質であったため朝廷で使用していました。それが江戸時代になって、公用紙として広く普及するようになると、和紙を生産する際に紙をすく道具のサイズから『美濃判』と呼ばれるようになり、全国に広まっていきました。その『美濃判』B判のルーツになったと言われています。現在でもその名残として、習字の授業で使用される『半紙』という紙は、江戸時代の公用紙『美濃判』を半分に切った物ということで、ここからそう呼ばれています。

現在ではA4が文書の中心になった

B判が日本独自の規格なのに比べ、A判国際規格であることから、以前はB判が主流でしたが日本では行政文書の規格をA4とするなど文書のA判化が進み、現在ではプリンターやコピー紙はA4が最も消費されるようになっていきました。コピー用紙をはじめ、新聞や選挙ポスター、キャンパスノート、文庫本…などがA判の印刷物です。

身の回りにあるB判印刷物

一方、公文書としては一線を引いたB判ですが、まだまだ使用シーンは多くあります。 身近な所では、電車の宙吊り広告、400字詰めの一般的な原稿用紙、週刊少年誌や青年誌などの漫画の単行本、パスポートサイズ…などがB判の印刷物です。

まとめ

普段の生活で、ノートやコピー紙、ポスターやチラシを見かけたら、そんな紙の歴史について思いを馳せてみてはいかがでしょうか。今回は紙のサイズについてのご紹介でした。