「印刷物ってどうやって作られているの?印刷データの作り方」

ミドリちゃん

皆さん、こんにちわ。

封筒やチラシ、本など、私達が普段目にする印刷物。それらはどうやって作られているのでしょうか。

今回は印刷物のデザインの基本業務・使用しているソフトについてご紹介します。

印刷データを作る仕事

デザイナーという言葉はよく耳にしますが、印刷業界では「DTPオペレーター」という職業が存在するのをご存知でしょうか?現在、印刷物の多くはパソコン上で「DTP」という作業を経て作られています。

DTP(DeskTop Publishing)とは、パソコン上でデータの作成・編集・加工を行い、データから出力して印刷物をつくることをいいます。それらを仕事にしている人をDTPオペレーター(DTPデザイナー)といいます。昔は工程ごとに何人もの作業員が手作業で作成していた作業を、現在はパソコン上で一人でも作成・調整できるようになりました。

DTPソフトあれこれ

実際に「DTP」の仕事では主にアドビ株式会社(®️Adobe Inc.)の「Illustrator(イラストレーター)」「Photoshop(フォトショップ)」「Indesign(インデザイン)」などが使用されています。

最近の主流になっていますが、これらのソフトは1ヶ月(もしくは年間)の定額制となり、ソフトがどんどんアップデートされ新機能が追加されており、近年めざましく進化しています。

「Photoshop」とは

まず、最も画像編集に適したソフトである「Photoshop(フォトショップ)」。写真の合成、レタッチ、イラスト作成、エフェクト追加など、他種多様な用途があります。

また、ベータ版(開発段階)ではありますが、AIを使用した画像加工ができるバージョンがリリースされ、画像を自動生成する、自動で画像を合成するなどの新機能が話題を集めています。

こちらがPhotoshopで作成した画像の一例です。

「Illustrator」とは

次にイラスト、グラフ、図などを作成し、文字や画像のレイアウトができるソフト「Illustrator(イラストレーター)」。こちらはソフト名通りイラストを描くのにも使えますが、ロゴの作成やポスターや商品パッケージといったグラフィックデザインに特に利用されています。

画像の編集などは「Photoshop」で行い、それらや文字など配置してデザインを組み立てていくソフト、といったイメージでしょうか。

こちらがIllustratorで作成・編集しているレイアウトのイメージです。

「Indesign」とは

また「Illustrator」と似ていますが書籍や雑誌など紙面の作成・編集に向いている「Indesign(インデザイン)」などがあります。Excelなどのソフトと一部互換性があり、長文テキストを流し込むことで、設定どおりにレイアウトが完成します。そのため複数ページの冊子をはじめ宛名・ナンバリング印刷などにも向いています。

Indesignはレイアウト機能が充実していますが、Illustratorのみでも十分だったりするので、デザイナーはIllustratorを主に使用している場合も多いようです。

まとめ

これらソフトは昨今CMが放映されるなど徐々に一般化しており、オフィスでの文書作成、さらには一般の人が趣味で活用するところまで拡がっています。いまDTPに携わる人たちには、より一層の意識と幅広い知識が求められるようになっています。

ミドリちゃん

いかがですか??

当社ではこれらのソフトを用途によって使い分けて印刷物を作成しています。

お客様に寄り添ったクオリティの高い印刷物を作成していきますので、ぜひお気軽にご相談ください。