複写伝票はどうして下の紙に写るのか??

ミドリちゃん

こんにちわ!

納品書、申込書、領収書など、様々な会社や店舗で多数使用されている複写伝票。書いた文字がどうして下の紙に写るのか、気になった方もいるのではないでしょうか?

今回は、その複写の仕組みについてご紹介していきたいと思います。

複写伝票サムネイル

複写伝票とは?

複写伝票とは、一般的に1枚目に記入した内容を、そのまま複写できる伝票のことです。文字を記入すると下の用紙に転記される仕組みで、同じ内容の伝票を複数枚作成できます。メリットは、何度も同じ内容を記入する手間を一度で済ませられ、情報の伝達、対象者を明確にすることができます

二種類の複写方法

複写方法には、 カーボン紙ノーカーボン紙(感圧紙) の二種類の複写方法があります.

 カーボン紙による複写

カーボン紙とは、紙と紙の間に挟み、複写するために使用する紙のことです。裏にカーボンインキを塗布した紙を挟み、ペンなどによって書いた筆圧によって転写される仕組みです。ノーカーボン紙に比べ濃く写ること、濡れた時でもインキが落ちづらいなど耐久性がメリットです。配送伝票金融機関等でよく利用されています。

 ノーカーボン紙(感圧紙)による複写

ノーカーボン紙とは、カーボン紙を使わずに用紙単体で複写できる紙のことです。感圧紙とも言われています。上用紙、中用紙、下用紙の三種類があります。それぞれの用紙の表裏に無色のインクが入った微細なカプセルと顕色剤が塗られており、筆圧によって上の用紙裏面のカプセルが破れ、下の用紙の表面に塗られている顕色剤に反応して色が出ます。

そのため、上の紙と下の紙の組み合わせを間違えた場合は、複写されませんので注意が必要です。ノーカーボン紙は、企業の納品書、領収書、保険などの各種申込書など、あらゆるところで利用されています。

まとめ

ミドリちゃん

今回は、二種類の用紙による複写方法をご紹介させていただきました。生活の中で見かけている複写伝票、これはどちらの用紙が使われているのかと、考えてみるのも面白いと思います。当社でも複写伝票を取り扱っていますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。