よく見る伝票や書類の製本方法を知っていますか?
タブレット端末が普及し、様々な場面でペーパーレス化が進む昨今ですが、今なお手書きの伝票や書類が重視されるケースがあります。
今回は、用途や使用方法のそれぞれ異なる印刷物の最適な製本方法をいくつかご紹介したいと思います。
①マーブル巻き
表紙と裏表紙を取付けて背の部分に糊付けをし、マーブルテープを背貼りしたものをマーブル巻きといいます。
マーブルテープは紙製のテープにマーブル模様を印刷したもので、テープの裏面にはあらかじめ糊が付着しています。
加工前は糊が乾燥した状態ですが、水分を含む事で糊化し、貼りたい部分に貼り付ける事ができます。
(郵便切手の裏側の糊の部分の様な感じです。)
一見、迷彩模様にも見えますが、マーブルとは英語で大理石をさす言葉で、大理石の様に数種類の色が練りこまれたような柄をマーブル模様といいます。
―おすすめ―
・単票ものの伝票
・作業日報
など
②クロス巻き
表紙と裏表紙を取付けて背の部分に糊付けをし、テープを巻く部分を針金(ホチキス)で綴じ、
クロステープ(黒いテープ)で巻いて仕上げる方法をクロス巻きといいます。
クロス巻きは針金で冊子にする為あらかじめミシン加工が必要となり、マーブルテープより強度があるので複写ものなどに適しています。
―おすすめ―
・伝票類
糊綴じ
背を糊で綴じた(糊でくっつけただけ)のものを糊綴じといいます。
―おすすめ―
・メモ用紙
・お勘定票
など
また、これらの伝票や書類は お客様用・社内に保存用と本体から切り離され使用される場合が多い為、様々なオプション加工を施すことも有用です。
など
おわりに
今回は、伝票や書類の製本方法についてご紹介しました。
ペーパーレス化が進みつつある昨今であっても、まだまだ手書きを用いるケースがあるのが現状です。
お困りの際の参考にして頂けたらと思います。